スーパースワンKバージョンのご紹介


2004年4月1日(木) 表示価格を税込み総額表示に変更



塗装済み仕様 パーツ付きセットB(T100ターミナル付き)






↑完成直後の試聴機


↓ヘッド部分拡大写真
製品版仕様:フロントバッフル180Φ リヤバッフル190Φ

 このスピーカーは元々FE108ESUの発売に合わせて発表しようと構想を
練っておりましたが、ちょうど私の父の入退院と重なってしまってドタバタして
しまい、製品を完成させることが出来ませんでした。

 しかしFE108ESUの発売に合わせて
『スーパースワンをこんな風に変更出来ないか?』
というお問い合わせのメールが多く、その内容が私のイメージしていたこの
『スーパースワンK』に非常に近いものですから、今回イメージスケッチと仕
様のみ発表させていただこうと思った次第です。

 以下仕様を列挙します。


スーパースワンK 仕様

@外形寸法

 幅:400mm
    (オリジナルに対して+30mm。
     アンダーボディ側板を左右1枚づつ追加)

 高さ:1000mm
     (オリジナルと同じ。ネックの長さで調整)

 奥行き:375mm
      (オリジナルに対して+15mm。
        アンダーボディ前板を1枚追加)

A使用材料:15mm厚フィンランドバーチ合板

Bヘッド部分詳細

 フロントバッフル:30mm厚フィンランドバーチ合板
            直径190mm円形バッフル
             前側全周囲10mmR加工
             後側テーパー加工(3mm程度)
             *リングP108取り付け前提加工

 ヘッドBOX:15mm厚フィンランドバーチ合板
         コーナーカット加工

C価格(ステレオペアー価格)
セット名、
価格
SP
ユニット
SP
ターミナル
内部配線
コード
備考

ベーシックセット
¥216,762-
(税別 \206,440-)

無し 無し 無し SPターミナル穴
加工は
コイズミT150S、
フォステクスT150
用です。

パーツ付きセットA
¥224,112-
(税別 \213,440-)

無し コイズミ
T150S
トリテック
1.5ΦOFC
SPターミナル取り
付けと内部配線を
済ませてあります。

パーツ付きセットB
¥227,472-
(税別 \216,640-)

無し フォステクス
T100
トリテック
1.5ΦOFC
    

*上記の価格は送料は含みません。

*ご注文の際にはリングP108を使用するか否かをご連絡下さい。
  バッフルのザグリ加工が変わってきます。
  標準状態では、リングP108取り付けを前提としたザグリ加工を
  行っております。これはユニット後ろの空気の流れをスムーズに
  するための加工です。リングP108取り付けのための木ネジスペ
  ースを残し、他の部分をザグリます(↓下図参照)。
   


D塗装仕様

 上記価格に¥62,000-アップにて承ります。
 塗装は『つや消し・ウレタンクリアー・2回塗り』です。塗装の状態は
D-37Kのページをご覧下さい。
 塗装済みご希望の場合はメールにてご連絡下さい。

E対応納期:要確認



 
 元々は昨年末のオーディオEXPOのフォステクスのブースで、FE108ESU
&リングP108を見た時、
『リングP108を付けた状態で、ヘッドにアールを付けたい・・・』
と思ったのがきっかけです。リングの効果はFE208ESのP208をモアESに
取り付けたものを方舟で聴いて、自分の耳で確認しておりました。

 オリジナルのスーパースワンのヘッドは160mm角。それに対してリングP
108の直径は156mmあり、両側2mmづつしか余裕がありません。これで
はアール加工は絶対に無理です。
 リングP108を取り付けてアール加工を前提とすると、ギリギリで180mm
の直径方向の寸法を必要とします。しかしスワンの点音源のコンセプトからし
て、なるべくバッフルは大きくしたくない・・・。

 そこで閃いたのが、当方のKD-S10000で製作実証済みの『円形バッフ
ル』です。とは言ってもKD-S10000のような階段状の積層構造は無理な
ので、バッフルのみの円形です。これで始め180mmの直径で寸法を割り
出していきましたが、どうしてもヘッドBOX部分との接合が無理なことが分か
りました。それに180mmだと余りに寸法的にギリギリ。
 そこで10mm大きくして190mmの直径として計算してみると、ヘッドBOX
の幅×高さを150mm×150mmとした場合にギリギリで寸法的に収まりま
した。

 材料は始め15mm厚のシナベニヤ合板使用を考えていましたが、ヘッド
部分はアールをつけるため、木口テープ処理が出来ません。またスーパース
ワンは3×6サイズの板だと中途半端な使用量になりますが、フィンランド
バーチ合板の4×8サイズだと、実にムダ無く材料が取れます。
 そこでこの『スーパースワンK』では、全てフィンランドバーチ合板(15mm
厚)使用としました。しかもフロント円形バッフルは積層して30mm厚です。
 アンダーボディの前&側に板を1枚づつ追加しているのは、もちろん重量増
加の狙いもありますが、オリジナルでは見えてしまう前&横方向の接合部分
を隠す狙いもあります。ネック固定部分もオリジナルと変えて側方向に接合
部が向くようにしています。
 これはお客様の手によって塗装仕上げをしていただくことを前提としている
ためです。

 フィンランドバーチ合板については、
『長岡先生の方舟の最終リファレンスSPに使用された』
という事実からも、その優秀性がご理解いただけると思います。元々は北欧
の家具に使用されるこの材料は、木目のプライが非常に薄くて木口の美しさ
も特徴ですが、その恐るべき密度の高さでスピーカーにも最適な材料です。
表面材も非常にキレイで、シナベニヤ合板と同様にそのまま塗装仕上げに
使用出来るものです。

 以上思いつくままに記してみましたが、ご不明の点はEメールにてお問い
合わせ願います。

 なお長岡先生設計のスピーカーの製作・販売に関しましては、生前の長岡
先生ご本人に承諾をいただいております。

 なお納期対応につきましては、現状の当方の仕事の状況から半年より短縮
させることは不可能ですので、お急ぎになられる方はフォステクスのカットサー
ビスやホームセンターのカットを利用されてご自分にてご製作願います。


            平成13年3月15日(木) カネコ木工  金子隆之



↓以下、加筆

スーパースワンKバージョンの製造工程はこちら

個人的インプレ:カネゴンランドDiaryはこちら


平成13年4月28日(土)での共同通信社での試聴の後、当方HPの掲示板に
お寄せいただいたメッセージです。

*B4さん

 久しぶりにいい音聴かせていただきました。



*あらたにさん

 エージングでもっとよくなるかと思いますが、今日の時点でもかなりのもの。
馬力ありますねえ〜。工作・板・ヘッドの形、魅力満載です。



*くずてつさん

 スーパースワンK、素晴らしかったです。
 超強力なエンクロージャーの効果は絶大、大地にがっちり根を下ろしたような
踏ん張りの利いた音には感激しました。
 FE108ESUには強力な箱と大音量再生が不可欠?

 くずてつさんの詳細な試聴レポート:箱船航海日誌はこちら。




*流離いの旅人さん

 Kバージョンの音は素晴らしかったです。
 手間隙と情熱が、見事に音に結実していたと感じました。


 流離いの旅人さんの対策レポート:本日の一家言はこちら。
                         5/1のページです。



*AKAIさん

 スーパースワンKバージョンとても素晴らしかったです。
Kバージョンの工程作業には恐れ入りました。脱帽・・・。
出来たてとは思えない程とても良い音でした。
エージングと使いこなしでさらにハイレベルな音になるでしょうね!!





               皆様ありがとうございました。
              ・・・・・それにしても凄いメンバーが揃ったなあ。







↑左 下↓ :スーパースワンKバージョン  
                  右↑:スーパースワン(オリジナル)



↓周波数特性 軸上1m ↓周波数特性 軸上3m

 スーパースワンKバージョンの周波数特性は、予想よりも悪いもの
でした。
 中域のディップはユニットの特性と個体差によるものでしょうが、低
域は聴感上はもっと伸びている感じです。やはり私の部屋は後面開
口のBHには不利なようです。


*詳細はこちらの周波数特性比較2ページをご覧ください。





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