2003年3月16日(日) 後日談その1 追加

 ←2002年12月13日(木) 掲載
   日本経済新聞(ローカル版) 記事

 ←2002年12月24日(火) 掲載
   日経産業新聞 記事




ページ名 ページ作成
後日談その1 2003年3月16日(日)






    取  材  記         ページ作成:2003年3月15日(土)


  日本経済新聞社・宇都宮支局の記者のAさんからEメールをいただいたのが、
 2002年の12月7日だったかと思います。

  内容は
 「鹿沼の木工団地の取材の際、
   『佐野の方で凄いスピーカーを作っている人がいる。』
  と伺いました。
  ぜひ取材させて下さい。」
  との事。
 「あ〜、以前ウチに来たことがある、あの建具屋さんが話したのかな〜?」
 と思いつつ、今回は取材を受けるかどうかかなり躊躇しました。

  というのもこの様な趣味の製品の場合、一般の方がお読みになる新聞に掲載
 されても、余りメリットが無いからです。・・・というか訳ワカンナイ問い合わせが
 増えてしまって仕事の能率が落ちてしまう、デメリットの方を危惧しました。

  実際に以前九州の方のとある新聞社の広告掲載を頼み込まれて同意した所、
 アチラ方面の新聞広告代理店から毎日
 「広告掲載して下さい!」
 とジャンジャカ電話がかかってきて、その度に
 「新聞には広告出しません!」
 と頭に来ていたことがあるのです。



  ただまあ結局のところ、取材をお受けすることになりました。



  何回かのメールのやりとりの末、取材日は12月10日(火)の午前10時から行
 われることになりました。小学館ラピタの時には記者さんとカメラマンの方とお2
 人でお見えになりましたが、今回は記者のAさんご自身がカメラ持参でおひとりで
 お見えになるとのことでした。

  メールでリクエストされたものを用意することはモチロンだったのですが、私の
 頭の中はバックロードホーン・スピーカーの原理をどうすれば分かっていただけ
 るか、それがイチバンの心配でした。

  必要と思われるものの準備を終えたのは、取材前日の夜10時過ぎでした。仕
 事と同じで取材も段取り8分、事前の準備でほとんど決まってしまいます。



  毎回そうですが、取材を受ける時は大変です。



  取材当日、30分くらい遅れてAさん到着。案の上 道に迷ってしまったそうです
 が、Uさんは私と同じ(当時)35歳。・・・ですがガサツな外見と性格、豪快な佐野弁
 丸出しの私と違って、Uさんは顔立ちも雰囲気も超・標準語も非常にスマート、やっ
 ぱり東京生まれの東京育ちだそうです。

  「普段お聴きになられているCDをご持参下さい。
   最初に音を聴いていただきますから、あんまり音が悪かったらそこで取材は
    中止にして下さい。」
 とEメールでお伝えしておいたので、挨拶もそこそこにまずはリスニング・ルーム
 へ。ご持参のCDを聴いていただきます。

  ・・・ビックリしたのはAさんはかなりの音楽好きであったこと。
 「大部分は東京に置いて来てしまったのですが」
 と仰るものの、洋楽ポップスを中心にかなりのマニアとお見受けしました。


 
  ウンウン、・・・と頷きながら、ほぼ無言のまま黙々とCDを取り替えて行きます。
 これといったコメントが無いので、
 「音が気に入らなくて怒ってるのかな?」
 と横にいた私が少々不安になって来ていたのですが・・・。

  突然Uさんがポロポロと涙を流し始めたのです。

  私は何事が起きたか分からず、ただただ横でビックリしているだけだったのです
 が、やがてAさんが口を開きました。


 「この歌の歌詞の内容は、とある黒人の家庭の夫婦がいつも喧嘩をしているとい
  うものなんです。そして少年が
  『今日もまた両親が喧嘩しているけど、僕が目をつぶっている間に喧嘩を止め
  て!』
  と願う内容なんですよ。
  『僕が目を開けた時には、両親が仲直りをしていて欲しい。』 と。
 
  僕はこの歌を初めて聴いた時、その歌詞の内容に感動して涙してしまったんで
  す。

  今日久々に金子さんのスピーカーでこの歌を聴いたら、本当に真ん中で実物が
  歌っているようなんですよ。余りにもリアルな感じで・・・。
  そしたらあの時のことを思い出して、自然と涙が出て来てしまいまいた。」



  お昼はモチロン! ラーメン屋さんへ行きました。私の先輩のお店です。先輩は
 椎間板ヘルニアの持病があるので、腰痛がヒドイ時はお店が休みになってしまい
 ます。・・・ですので、
 「明日は大丈夫でしょうか?」
 と前日にメールで確認しておきました。

  お店が混み出す前の11時40分頃に入店出来て、無事に食事することが出来
 ました。Aさん曰く
 「こういうイイお店は、メディアで紹介しちゃいけないですね。」

  私も同感です。



  午後は工場内での説明。機械や道具の説明に始まり見本に用意したSPなど
 などの解説。・・・やっぱ、バックロードホーンの原理をご説明するのは大変に疲
 れました。

  記事にするのに必要な資料は揃ったようなので、ひと安心。


  ちゃんと記事になったので更にひと安心でした。


  この後のお話は、後日談に続きます。


                                 2003年3月15日(土)

                                   カ ネ ゴ ン



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