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| KD-1000 |
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コメントその6 |
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吸音対策&ユニット交換
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KD-1000はTE27さんのお宅に1週間お届けしてあり、先日の29日(土)に伺って引き取
って来た。TE27さんのモノスゴイ装置で鳴らしていただき、OZさん、Woodpeckerさんにも
聴いていただいた。
私も何となく気になっており、また皆さんにもご指摘いただいたのがホーン開口部からの余
分な音である。前面開口ゆえの欠点でもあり、ユニット背面からの中高域からの音漏れがあ
ると濁りが出る。前面開口の場合は特にホーン開口部の吸音対策を工夫してやらねばなら
ないのだが、私の場合 寒冷紗を適当に置いてあるだけだった。
もうひとつ、制作した際に空気室には少量のフェルトしか入れてなかったのだが、音を聴い
た感じではこれも少し増やした方がいいような感じがあった。 |
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ホーン開口部は理想的には砂粒鉛を入れて重心を下げて、その上に吸音対策するのが
イイのだが、それをやると動かせなくなってしまう。6月20日(日)に大宮ソニックシティで予
定している試聴会も含めて、このスピーカーは出張モニターの役目を担っているので、余り
に重くすることは出来ない。現状の40kg弱の重さが限界であり、これ以上重量を増やす
ことは出来ない。
この点かなり不利なのだがいろいろ思案した挙句、発砲スチロールで高さを稼いだ上に
ウレタンを敷くことにした。ウレタンを大きめに切って詰め込む感じで入れてやれば、移動
の際にも落ちてしまうことは無い。
とりあえず開口部は↑写真の状態、あと空気室内部のフェルトの量を増やし、開口部付
近の折り返しに寒冷紗を丸めたものを放り込んだ。
対策後は非常に静かになった印象。何となく気になっていた付帯音はかなり少なくなっ
た感じだ。
吸音対策は余りにやり過ぎると音に生気が無くなって低音のレベルまで下がってしまう
ので難しいのだが、この程度であれば問題無いと思われる。
ただまあまだまだ決定という訳では無いので、今後もいろいろ試しながら追い込んでいこ
うと思う。
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FE108ESUという限定ユニットの評価は難しく、「FE108ESの方がイイ!」という方も
おられる。まあオーディオは好みが優先するからその人なりの音を構築すればいいのであ
るが、FE108ESの方を好まれる方はその中高域の華やかさに惹かれるようである。
私自身気になっているのは、スーパースワンKの時から含めても周波数特性での200H
z付近のピークと1KHz付近の急峻なディップである。
これは先日のTE27さんのお宅でも話題になったが、限定生産の手作りユニットの個体
差(バラツキ)の可能性もあるということで、試しにTE27さんが所有しているFE108ESU
に付け替えて、流離いの旅人さん持参のサンワのスペアナで測定してみたのだが、やはり
周波数特性は同一傾向であった。ただしこの時は200HzのピークはTE27さんのリスニ
ングルームの定在波が発生している可能性もあった。
帰宅してから上記の吸音対策を施した後、予備に保管してあったFE108ESUを取り付
けて測定してみた。比較のためにこちらのユニットを3番&4番とする。
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↓ユニット3番 ホーン開口部からの周波数特性 |
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↓ユニット4番 ホーン開口部からの周波数特性 |
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バックロードホーンは設計が悪いと特定の周波数にピークが出てしまうことがある。もしか
したら?の思いで200Hzのピークがキャビの責任である可能性もあるので、ホーン開口部
のところに測定器を置いて測定してみた。上記吸音対策後である。
結果は上の写真の通り。ユニット3と4で僅かな違いはあるが、まあ同一傾向と言って良い
だろう。・・・というよりもここの周波数はキャビの責任であり、ユニットの責任では無い。
特に200Hzにピークが出ている訳でも無いので、キャビの設計に責任は無い。また中高
域にもピークは出ておらず、非常に滑らかに下降している。上記の吸音対策の効果かもしれ
ない。これから見るとユニット前面とのクロスオーバー周波数は250Hz辺りのところだ。 |
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↓ユニット3番 ユニットの周波数特性 |
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↓ユニット4番 ユニットの周波数特性 |
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ユニットそのものの周波数特性を測定するために、ほとんどマイクをユニットのそばに置い
て測定。これから見るとユニット3番も4番も同一傾向だが、これまで使用していたユニット
よりも1KHz付近の急峻なディップは出ていない。
やはり特性は同一傾向で、中高域のレベルが高くて中域のレベルが低いFE108ESUの
特徴が出ている。 |
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↓ユニット3番 ユニット軸上1mの周波数特性 |
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↓ユニット4番 ユニット軸上1mの周波数特性 |
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ちょっとマイクを引いてユニット軸上1mの周波数特性。これは過去のデータと比較可能
になる。どちらも同一傾向だが特にユニット3番の周波数特性は優秀だ。これまでユニット
軸上1mでこれだけ綺麗な特性は無かったように思う。
特に驚くのは40Hzのレベルの高さである。交換したばかりのユニットなので、ユニットは
ほとんどエージングされていない状態に等しい。ということは低域の特性はキャビのエージ
ングの効果の方が高いということだろうか? |
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↓ユニット3番 ユニット軸上3mの周波数特性 |
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↓ユニット4番 ユニット軸上3mの周波数特性 |
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さらにマイクを引いてユニット軸上3mの周波数特性。部屋の影響が出てくるのだが、これ
から判断すると250Hzに出てくるピークは部屋の定在波によるものかもしれないという気が
してくる。
全てのスピーカーは同一位置に置いて測定しているのだが、その気になって見てみると
他のこれまでのスピーカーの3mの特性でも心なしかピークは出ているように見える。ただ
FE108ESUを使用したスーパースワンKとKD-1000では、ピークの出方が大きいようだ。
この辺はさらに原因追求してみる必要がありそうだ。 |
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もうひとつ現在不思議な気がしているのが、ユニットが交換したばかりでエージング不足の
状態にもかかわらず、制作直後に感じたような低音不足が感じられないこと。これは上記写
真からも分かるのだが、キャビのエージング効果の方が高いということだろうか?
また中高域のキレは、明らかに今回交換したばかりのユニットの方がいいのである。という
ことはこれまでのエージングのやり方が間違っていたかもしれない、ということになる。要する
に低域への反応は良くなったが、それと引き換えに中高域の透明度が下がってしまっていた
ような感じなのだ。
これは先日いらした流離いの旅人さんも同様の感想を述べられていた。
ここのところも原因追求してみる必要がありそうだ。 |
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