あれから1年・・・



↑貴重な方舟での記念写真。





↑KD-100(FE108ES)を持ちこませて
  いただいた日ですね。

  ↑スーパーレア    ↑KD−100
       ↑私(金)        ↑炭山さん

 私が手にしているのは測定直後の
 KD−100の周波数特性の写真。

    私:『う〜ん、FF125Kの時の方がいい
      特性だナア・・・』
炭山さん:『アレはFF125Kの特性が良過ぎた
       可能性もあります』

こんな会話でした。

*この2枚の写真は流離いの旅人さんに
  いただいたものです。


 長岡鉄男先生がお亡くなりになられてから、ちょうど丸1年になろうとしています。
最近各社から続々と記念本が刊行されています。今改めて先生の存在の大きさを
実感しているのは、私だけでは無いと思います。

 先生はいつもニコニコしておられ、気さくな方でした。ダイナミックテストの時には
小さなメモ帳にチョコチョコっと書いているだけで、それがどうしてあの様な文面に
展開されるのかが不思議でなりませんでした。そして機器を取り替える際にボソっ
と一言コメントをされていました。まあこの言葉がそのまま文面になることはありま
せんでしたが・・・。


 以下、私個人的な長岡先生の思い出のお言葉です。


・『よくまあ、こんな面倒なもん作ったネエ・・・』
 
   初めて方舟に伺った時、KD-S10000試作2号機をご覧になられて。


・『やっぱり、フルレンジはいいよなあ・・・』

   KD−100のダイナミックテスト直後の唯一のコメント。


・『あんまりみんなが止めるな、止めるなとウルサイからさ。
  今度撤回することにしたよ!』

   物議をかもしたオーディオベーシックでの対談での引退発言の後。
   この後FMfanに「天声人語」として先生ならではの撤回宣言をされた。


・『参ったナア・・・。書くネタが無いよなあ・・・。』

   AVレビュー月刊化決定の際。



 まだまだいろいろありますが、ざっと思いつくのはこんなところです。

 最近の日本の経済不況はオーディオとて例外では無く、各社とも厳しい状況
が続いております。特にショックだったのはダイヤトーンの民生用スピーカーの
生産・販売中止でした。そして最近メーカー各社から発売されるスピーカーの
どれもが、面白味の無いものに思えます。

 先生はお亡くなりになられましたが、先生の思想は生きています。素晴らしい
フォステクスのスピーカーユニット、長岡先生の設計されたキャビ&計算式。絶
対にこの素晴らしいオリジナル・スピーカーの世界を残していかねばならないと
思います。



 ↑これは最近私が発表した『スーパースワンKバージョン』ですが、新型限
定ユニット:『FE108ESU』はまさしく今までとは別次元の再生音を提供して
くれます。

 私のこのホームページも各雑誌やHPなど様々なところでご紹介いただき、
大変多くの方々にご覧いただけて大変うれしい思いです。また昨年末に念願
の『Yahoo!Japan!』登録も達成することが出来ました。

 今後も私のオリジナル設計のキャビ、また長岡先生の設計をベースにして
変更を加えた『Kバージョン』を発表していこうと思っております。

 みなさま今後もどうかよろしくお願い致します。


 平成13年5月25日(金)
                           カネコ木工   金子隆之