|
長岡鉄男先生がお亡くなりになられてから、ちょうど丸1年になろうとしています。
最近各社から続々と記念本が刊行されています。今改めて先生の存在の大きさを
実感しているのは、私だけでは無いと思います。
先生はいつもニコニコしておられ、気さくな方でした。ダイナミックテストの時には
小さなメモ帳にチョコチョコっと書いているだけで、それがどうしてあの様な文面に
展開されるのかが不思議でなりませんでした。そして機器を取り替える際にボソっ
と一言コメントをされていました。まあこの言葉がそのまま文面になることはありま
せんでしたが・・・。
以下、私個人的な長岡先生の思い出のお言葉です。
・『よくまあ、こんな面倒なもん作ったネエ・・・』
初めて方舟に伺った時、KD-S10000試作2号機をご覧になられて。
・『やっぱり、フルレンジはいいよなあ・・・』
KD−100のダイナミックテスト直後の唯一のコメント。
・『あんまりみんなが止めるな、止めるなとウルサイからさ。
今度撤回することにしたよ!』
物議をかもしたオーディオベーシックでの対談での引退発言の後。
この後FMfanに「天声人語」として先生ならではの撤回宣言をされた。
・『参ったナア・・・。書くネタが無いよなあ・・・。』
AVレビュー月刊化決定の際。
まだまだいろいろありますが、ざっと思いつくのはこんなところです。
最近の日本の経済不況はオーディオとて例外では無く、各社とも厳しい状況
が続いております。特にショックだったのはダイヤトーンの民生用スピーカーの
生産・販売中止でした。そして最近メーカー各社から発売されるスピーカーの
どれもが、面白味の無いものに思えます。
先生はお亡くなりになられましたが、先生の思想は生きています。素晴らしい
フォステクスのスピーカーユニット、長岡先生の設計されたキャビ&計算式。絶
対にこの素晴らしいオリジナル・スピーカーの世界を残していかねばならないと
思います。

↑これは最近私が発表した『スーパースワンKバージョン』ですが、新型限
定ユニット:『FE108ESU』はまさしく今までとは別次元の再生音を提供して
くれます。
私のこのホームページも各雑誌やHPなど様々なところでご紹介いただき、
大変多くの方々にご覧いただけて大変うれしい思いです。また昨年末に念願
の『Yahoo!Japan!』登録も達成することが出来ました。
今後も私のオリジナル設計のキャビ、また長岡先生の設計をベースにして
変更を加えた『Kバージョン』を発表していこうと思っております。
みなさま今後もどうかよろしくお願い致します。
平成13年5月25日(金)
カネコ木工 金子隆之
|